瑞巌寺(松島)の御朱印と、瑞巌寺オリジナルの御朱印帳について、瑞巌寺の御朱印はどのような御朱印なのか。
そしてその種類は何種類ぐらいあるのか?
限定の御朱印は今でもいただけるのか?
それと、御朱印をいただける場所は何処なのか?
いただける時間は何時から何時なのか?をご紹介いたします。
これから、瑞巌寺を参拝する人にとって気になるところですね。
そもそも御朱印とは何なのか?
御朱印はもともと、写経をしてその写経をお寺に納めた時に、祈願の証明として、お寺からいただく判のことでした。
昔は写経をしてそれをお寺に収めなければ、いただけるものではなかったのです。
しかし最近は、完全に記念スタンプ化してしまっています。
むしろ記念スタンプ化のほうが一般的になってしまいました。
瑞巌寺で御朱印をいただくと、御朱印は記念スタンプではありません、という旨の説明書きが添付されています。
瑞巌寺(松島)の御朱印
瑞巌寺はお寺です。お寺ということは、他のお寺と同様に御朱印をいただける場所なのです。
でも、このことを知らない人も数多くいるようです。
瑞巌寺はいつのまにか観光スポット化してしまったので、見学する施設、歴史を学ぶ施設、と思っている人もいるようですが、瑞巌寺は現役のお寺です。
今でもお寺として機能しています。禅の修行道場にもなっています。
御朱印の種類
瑞巌寺の御朱印の種類ですが、瑞巌寺が頒布している御朱印は全部で4種類あります。
まずひとつめは瑞巌寺自体の御朱印です。聖観音(しょうかんのん)と書かれた御朱印です。
これが瑞巌寺の御朱印の基本です。下の御朱印画像が聖観音(しょうかんのん)です。
そして、ふたつ目は五大堂の御朱印です。五大堂には寺務所がありませんので、瑞巌寺で頒布しています。
みっつ目は、三聖堂の御朱印です。三聖堂も五大堂と同じく寺務所がありませんので、瑞巌寺で頒布しています。
そしてよっつめは四寺回廊の御朱印です。
瑞巌寺では4種類の御朱印を頒布していることになります。

瑞巌寺というお寺
瑞巌寺は1609年に伊達政宗が建てたお寺です。
正式名称を松島青龍山瑞巌円福禅寺といいます。
延福寺というお寺が一番最初のお寺で、円福寺がその次の二番目にできたお寺です。
現在の瑞巌寺は三番目のお寺です。
1609年に伊達政宗が建てた瑞巌寺は、松島としての歴史の中では、比較的新しいと言えます。
松島の由緒は1200年前までさかのぼります。
延福寺から円福寺、そして瑞巌寺。歴史の古い瑞巌寺(松島)の御朱印は貴重でありがたい御朱印なのです。
瑞巌寺の登竜門の天井には、昔の人が書いた落書きのようなものが残っています。
その落書きは、御朱印の練習の跡だとされています。
瑞巌寺のお坊さんが書いた落書きなのかもしれません。
瑞巌寺の御朱印帳
他のお寺や神社と同様に、松島の瑞巌寺でも御朱印帳が売られています。
御朱印は御朱印帳に書いてもらうものですので、御朱印帳を持っていない人は、まず一冊購入しましょう。
瑞巌寺の御朱印帳を売っている場所は、入り口を入ってすぐの受け付けの隣にある売店と、本堂と庫裡をつないでいる、廻廊(かいろう)という廊下にある売店です。
廻廊(かいろう)にある売店は、平日は営業していません。また、土曜日、日曜日、祝祭日は混みます、廊下に人が並時もありますので、じっくり選んで買う雰囲気ではありません。
ということで、受け付けの隣にある売店のほうが確実です。
家紋入り
瑞巌寺といえば、伊達政宗、伊達家です。瑞巌寺は伊達家の菩提寺です。
瑞巌寺で販売されている御朱印帳の中でも人気が高いのは、伊達家の家紋入りの御朱印帳です。
伊達家の家紋は、8種類あります。これは他の大名と比較しても、だんとつの多さです。
8種類ある、伊達家の家紋の中でも特に人気が高い、竹に雀の家紋が入った御朱印帳です。
伊達家の竹に雀は家紋は、別名を仙台笹といいます。
四寺廻廊
四寺回廊専用の御朱印帳も販売されています。
この御朱印帳は、日本全国で4か所のお寺でしか買えません。瑞巌寺、平泉の毛越寺、同じく平泉の中尊寺、山寺の立石寺です。
他では買えない限定の御朱印帳です。この4つのお寺はいずれも、慈覚大師円仁が作ったお寺です。
瑞巌寺限定の御朱印と御朱印帳
瑞巌寺は約10年の歳月をかけて本堂の修理を行いました。
平成の大修理といいます。この修理を行っている間は、瑞巌寺の本堂の見学は一切出来ませんでした。
その修理が無事終わり、瑞巌寺本堂の見学が出来るようになったのが、平成30年6月からです。
数量限定
そしてその落慶の記念として、数量限定の御朱印と御朱印帳が販売されました。落慶記念の限定ものです。
販売時期は、平成30年6月1日からでした。
がしかし落慶の記念ですので、その販売数量は2000冊限定でした。
この限定御朱印帳の特徴は、瑞巌寺の参道の杉を使っていることです。値段は税込3,000円でした。
この御朱印帳には、落慶記念の限定御朱印もついていました。
落慶記念
御朱印帳とは別に落慶記念の御朱印も限定頒布されました。
この御朱印は数量限定ではなく、頒布期間が限定されていました。
頒布期間は平成30年5月1日から7月31日まででした。
瑞巌寺の修理は過去にも、記録が残っているだけでも、2回行われています。
修理の時期を見ると、今後、数百年は修理が行われません。
つまり、今、この時期にもらう御朱印は、数百年に1回の大変価値のある御朱印だと言えるのです。
いただける場所と時間
御朱印をいただける場所は、お寺の場合は寺務所、神社の場合は社務所です。
瑞巌寺はお寺ですので、寺務所でいただくのかと思いきや、瑞巌寺の場合は、受け付けの隣が御朱印をいただける場所になっています。
受け付けと売店の間に御朱印の頒布所があります。
この頒布所は受け付けの奥にありますので、拝観料が必要になるのではないか?と思いますが、受け付けで御朱印をいただきだけですと、声をかければ、無料で頒布所まで通してくれます。
通すと行ってもすぐ隣ですけど。
間違いやすい場所
国道45号線から瑞巌寺に向うと、古い門があります。
この門は総門といいます。伊達政宗が造った門なのですが、この門をくぐって左側にある建物は、寺務所ではありません。
この建物は、有料ガイドさんの詰め所ですので、ここでは、御朱印は書いてくれません。
瑞巌寺の御朱印は、約200メートルある長い参道を、本堂方向へ歩いた先の受付の横にあります。
いただける時間
御朱印の受付は、瑞巌寺の開門時間と同時の朝8時から、はじまります。
最終受付は、閉門時間より前になります。30分前を目安にするとよいです。
瑞巌寺の閉門時間は、季節により異なります。
基本的に冬場は早い時間で閉門されてしまいます。
- 1月が15時30分まで
- 2月が16時まで
- 3月が16時30分まで
- 4月が17時まで
- 5月が17時まで
- 6月が17時まで
- 7月が17時まで
- 8月が17時まで
- 9月が17時まで
- 10月が16時30分まで
- 11月が16時まで
- 12月が15時30分まで
御朱印を書いてもらう時間を考慮して、依頼しましょう。
はじめて瑞巌寺を見学する人は、瑞巌寺を見学する前に、御朱印の申し込みをして、見学が終わり、瑞巌寺を出る時に受け取ると、時間が無駄にならず効率的です。
日本全国には、御朱印集めをしている人が数多くいます。
御朱印を貰う目的で、日本全国を旅行をしています。御朱印は二つと同じものがありません。
そこでしか貰えない、価値の高い、いわば限定品なのです。
瑞巌寺の御朱印は人気があります。松島瑞巌寺の御朱印ですが、御朱印マニアから、とても人気が高いのです。
なぜ瑞巌寺の御朱印は人気があるのか。それは、松島が日本屈指の仏教エリアだったからです。
瑞巌寺の御朱印のご利益
日本三景松島。日本に3か所しか存在しない、プレミアムスポットです。
松島は、他の地域では見ることのできない、絶景を見ることができる観光地なのです。
しかしこの日本三景松島、絶景を見るだけの場所ではないのです。
松島は観光地である前に、仏教エリアなのです。
今でこそ観光地化してしまった松島ですが、大昔は、日本を代表する、巨大な仏教エリアだったのです。
松島には、瑞巌寺以外にも、仏教に由来するものが、数多く存在します。
松島が仏教のまちであることは今でも同じです。観光地の顔と仏教の顔を持つのが、松島なのです。
そんな仏教のまち松島にある瑞巌寺。そしてその瑞巌寺の御朱印。
この強大な仏教パワーに満ちた御朱印。ご利益がないはずはありません。
