定義山|観光、油揚げ、三角揚げ、宮城、仙台、アクセス、御朱印

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宮城県の観光スポットといえば、仙台であれば、仙台城跡、瑞鳳殿、大崎八幡宮です。松島であれば、瑞巌寺、五大堂、円通院です。

宮城県には、他にもたくさんの観光スポットがあります。

そして、そのひとつに数えられるのが定義山です。

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仙台から定義山へのアクセス

仙台から車で行く時は西道路を走ります。国道48号線を山形方面に向かって走ります。方角でいうと西です。作並の手前に、熊ヶ根橋という橋があります。かなり高い橋ですので、すぐにわかります。その橋を渡ると、定義山の大きな看板があります。その看板を左折し、大倉ダム沿いを抜けた山の中に、定義如来(じょうぎにょらい)があります。

仙台から車で約50分ぐらいのところです。住所は宮城県仙台市青葉区大倉字定義。

通称、定義山(じょうげさん)。地元仙台をはじめ宮城県人は、じょうげさんという言い方をするのほうが、馴染み深いです。

現在はじょうぎさんという呼び名で統一しているようですが。

親しみを込めてじょうげさん、のほうがしっくりきます。

特にじいちゃん、ばあちゃんは、じょうげさんといって、ありがたみを込めて、じょうげさんと呼んでいますよ。

定義山には、山門やお堂、五重の塔といった建物がいくつか建っています。

一見古そうに見えますが、どの建物も、昭和時代に造られたもので、比較的新しい建物だといえます。

その中でも一番古いのは、貞能堂さだよしどう、という定義山の旧本堂です。現在は新本堂があります。

しかしそれでも、昭和2年の建造物ですので、やはり新しいと言えます。

昭和時代に建立していますので、歴史的建造物という点で見ると、少しもの足りなさを感じるかもしれません。

1198年に最初のお堂が建立されたとなっていますが、そのお堂は現在はありません。

そのお堂が残っていれば、かなりの歴史的価値があったのですが、残念です。

このお堂は霊廟で、平貞能たいらさだよしのお墓の上に建っている建物です。

見た目はすごく古く感じるのですが、経過年数はそれほどでもありません。

例えば、松島の五大堂は1609年に伊達政宗が建立したものです。それが当時のままの状態で現在も残っています。

大崎八幡宮も1607年に伊達政宗が建立したものが、ほぼ原形のまま残っています。しかも国宝です。瑞巌寺も同様です。

では、定義山に行く目的は何なのでしょうか?

定義山でお参りをする

定義山はお参りをする場所です。観光地というよりは、お参りをする場所なのです。

お参りをして、名物の三角油揚げを食べる。お年寄りは大喜びです。

お参りをする時に坂道もありません。駐車場からそんなに歩くこともありません。

つまりお年寄りでも無理なく、のんびりとお参りをすることができる場所なのです。

お年寄りは、ありがたい、ありがたいとお参りをします。

このろの拠り所がこの定義山なのです。

定義山の歴史

平家の平重盛は、戦のない世にしようと、中国のあるお寺に平和祈願をしました。

するとそのお寺から、そのお寺に伝わる、文殊菩薩からもらったという阿弥陀如来の掛け軸が送られてきました。平重盛は喜びその掛け軸を大切にし、毎日祈願しました。

やがて平重盛はなくなるのですが、遺言として、その掛け軸を大切にするよう、平さだよしに伝えます。

平さだよしは、壇ノ浦の合戦で、源氏に、負けてしまいます。そして逃げるのですが、その時にその掛け軸を持って逃げます。

そしてたどり着いたのが、定義山というばしょになります。

この掛け軸は、現在も定義山にあります。

平家のお寺

定義如来じょうぎにょらいは、平家の里といわれています。

壇ノ浦の戦いで源氏に破れた、平貞能が隠れ住んでいた場所だといわれています。平貞能の貞能のという文字を、定義とという文字にかえて、隠れていたといわれています。源氏に見つからないように改名したということです。

西方寺

定義山には西方寺というお寺があります。新しいお堂です。西方寺の特徴は、一生に一回だけ、願いを叶えてくれるというところです。つまり生きている間に一度だけなら願いを叶えてくれるお寺です。何度も叶えてくれません。絶対にこの願いを叶えてほしい時にお願いをしましょう。

政宗との関係

仙台のお殿様といえば伊達政宗ですが、定義山について調べても伊達政宗の名前は出てきません。伊達家としての情報が残っているのは明治になってからのものです。

定義山の立地が山の中にあったから認知されていなかったのか。

しかし、政宗は作並温泉には来たという記録が残っています。作並から遠くそう離れていない定義山。お参りしてもおかしくないようですが。どうなのでしょうか。

その答えは、定義山は平家のお墓だということ。伊達家は源氏側です。源平の合戦の時、政宗の祖先は源氏についていました。そこで武功をあげ、伊達を名乗るようになりました。つまり敵だったのです。

定義山の油揚げ、三角揚げ

定義山といえば、これしかありません。三角揚げ。三角形の油揚げです。ひとつ120円です。あつあつの揚げたてです。かなりの大きさなので、ひとつ食べれば十分です。サンドイッチマンもケンミンショウで紹介していましたが、大昔からの定義山名物です。他にもあげまんじゅうや焼団子、焼きおにぎりがありますが、やはり油揚げがナンバーワンの人気のです。

道路が狭い

定義山まで車で行く時、道幅の狭いところを通りますので、注意が必要です。安全運転を心がけましょう。

山門は昭和7年に建立された山門です。阿吽の金剛力士が立っています。

鐘つき堂は、こちらも昭和7年に建立されました。鐘は誰でもつくことができます。

延命地蔵

健康長寿を願います。

将軍地蔵

お地蔵さんの姿はしていません。奇岩のお地蔵さんです。岩の姿をしています。

長命水

湧水です。

子育て観音

昭和58年建立

五重塔

昭和61年建立

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